日別アーカイブ: 2019年2月1日

面内せん断試験

面内せん断試験を実施しました。この試験は今回で17回目になりました。ご協力いただいている各企業、共同研究の皆様には大変お世話になっています。協働によるこれまでの研究開発の成果もあり、強度の向上だけを追い求めるのではない、現場施工のし易さ、経済性、安全性、デザイン性など、様々な観点で改善することができています。今回は2階部分を想定した、柱と梁から成るロの字型フレームに構造ブレースを使用した試験で特に興味深い結果が得られました。地震時の大変形を想定した荷重に至るまで、ブレースは湾曲と伸びを繰り返しながら耐力を維持しており、その過程でブレースを支える接合金物と丸太部材が耐え抜いたことも評価に値します。磨き丸太の建築は柱と梁から成る軸組み構造なので建物全体でバランス良く耐力を維持することができます。今回の構造ブレース使用の試験結果を考察する限り、一般的な木造建築の耐力壁よりも強固で安全なフレームを構成することが可能と考えられます。