The Cityscape of Banff

バンフはアルバータ州に属し、バンフ国立公園内に位置します。カナディアンロッキー山脈に囲まれており、周辺には多くの湖、そして美しいボウ川が街の脇に流れており、登山やスキー、サイクリングなどで賑わうリゾート観光地です。このような地域の特性に合わせた街づくりは都市景観、建築にも表現されています。写真のように太くて長い丸太が建物の装飾や構造体としてホテルや店舗、住宅など様々な用途で積極的に使用されています。丸太に入る大きなひび割れについてもカナダの人々はむしろそれを自然のままの美しさとして楽しんでいるようで、このような丸太が乾燥により強度が増すことも知っているのでしょうし、丸太と他の部材を金物などで接合する技術は乾燥した気候風土と長年の建築経験を通して培っているのだと思います。外壁に石を張る場合は必ず本物の石を使用していますし、塗装の色も彩度を抑えた自然色が採用されています。屋根材にはスギの樹皮を使用した樹皮葺きが頻繁に使用されていて街全体を落ち着いた雰囲気にさせています。そして道路の中央や歩道沿いには木枠の花壇が造られていたり、ホテルや店舗なども積極的にプランターなどで花を飾っています。この花を飾る習慣はバンクーバーの都心でも見受けられ、決められた時間に給水車が散水に回ることや特に公共スペースに植えられている花の種類が豊富なことからも国全体を通して美しい街づくりを目指しているのが分かります。